Tojiro

藤次郎Tojiro


うつと約20年。話すよりも書くことが自然で、いつも言葉を綴ってきた。

子どもの頃から作文や日記が好きで、高校では論文で男子唯一の入賞。2004年からブログを書き、法務職として民間と官公庁の双方で文書を作ってきた。

家族の介護・看取りを経て、今は『相棒』『踊る大捜査線』、織田裕二さん主演作品を中心に、制度のひずみや、善意が無自覚に人を傷つける構造を読み解いている。

“空気”に流されず、“当たり前”とされていることを疑い、自分の頭で物事を考える力を養えるブログを目指している。

振り返れば奴がいる

『振り返れば奴がいる』司馬江太郎を読む ── 未解決の悲嘆と、“助からない命”へのまなざし

織田裕二さん演じる司馬江太郎は、本当に冷酷な医師だったのか。父を膵臓がんで亡くした過去、植物状態への記憶、そして”助からない命”へのまなざし。『振り返れば奴がいる』を、未解決の悲嘆・知性化・感情の隔離という心理学的な補助線から読み解く。

リーガルハイ

医療は魔法ではない ──『リーガルハイSP2』と『白い巨塔』が問う医療過誤の重さ

『リーガルハイ』らしい笑いの奥で描かれる、医療過誤裁判の重い余韻。『白い巨塔』との対比から、古美門研介の「科学を訴えろ」が突きつける、命・医療・専門性の問題を読み解く

県庁の星

織田裕二主演映画『県庁の星』考察| 「県庁さん」が現場で生活を知るまで

織田裕二さん主演映画『県庁の星』を現場で生活を支える人たちの知恵と小さな改革の物語として読み解きます。スーパーでの経験を通して、エリート県庁職員・野村聡は、机上の改革論だけでは見えなかった“仕事の意味”に触れていく。一杯100円のエスプレッソに宿る、静かな変化の余韻をたどる。

リーガル・ハイ

『リーガル・ハイ』第8話考察|子どもの才能は、親の夢を叶えるためにあるのか

『リーガル・ハイ』第8話は、天才子役・安永メイが母親に親権停止を求める回。母の「あなたのため」、黛の「親子なんだから」、そして古美門研介と父・清蔵の傷が重なる。笑える法廷コメディの奥にある親子関係の重さを読み解く

リーガル・ハイ

堺雅人主演『リーガル・ハイ』第1話考察|古美門研介という“勝つ弁護士”

堺雅人さん演じる古美門研介は、口も悪いし、髪型も変。けれど法廷では、勝つために必要なものを冷徹に見抜いていく。『リーガル・ハイ』第1話が突きつけるのは、「無罪になったこと」と「真実が明らかになること」は同じではない、という現実。推定無罪、黛真知子の正義感。笑えるのに、ちゃんと法の怖さが残る初回を読み解きます。

正義は勝つ

織田裕二主演『正義は勝つ』考察|戸田山雅司脚本における“正義”の系譜──高岡淳平から杉下右京へ

織田裕二さん主演『正義は勝つ』を法と真実、裁判上の事実、そして90年代フジテレビドラマの熱量から読み解く。若き弁護士・高岡淳平の戦いは、父の敗北をやり直す物語でもあり、のちの『相棒』にも通じる“正義の問い”を感じさせる作品だった。

ホワイトアウト

織田裕二主演映画『ホワイトアウト』考察|極限状態の先に残るもの ── 生還者たちへの鎮魂歌(レクイエム)

織田裕二さん主演映画『ホワイトアウト』を、雪山アクションとしてだけでなく、“生還者の痛み”から読み解く。富樫輝男が背負った極限状態、親友・吉岡への後悔、千晶へ託された約束、そして「from CHIAKI」の磁石に宿る鎮魂の物語をたどる考察。

Oh, My Dad!!

「ぼく、なんにも、わるくないよ」──織田裕二主演『Oh, My Dad!!』を光太の目線で見る

『Oh, My Dad!!』は、織田裕二さんが初めて父親役(シングルファーザー)を演じたドラマ。夢を追い続けた父親・新海元一と、5歳の息子・光太。夫婦の別れ、父子の時間、面会交流、光太の目線から『Oh, My Dad!!』を見つめます。

相棒8第1話『カナリアの娘』

相棒ラボ|相棒8を、読む。第1話『カナリアの娘』──右京と神戸、“相棒未満”の夫婦漫才が始まる

season8第1話「カナリアの娘」は、重い事件の幕開けでありながら、右京と神戸の“相棒未満”の掛け合いが光る回でもある。理屈、皮肉、距離感。まだ相棒とは呼べないふたりが、少しずつハモり始める瞬間を読み解く。

相棒

相棒ラボ|相棒7を、読む。第19話『特命』──神戸尊はなぜ特命係に来たのか。右京と神戸、最初の“相棒適性テスト”

神戸尊、特命係へ。それは単なる異動ではなく、杉下右京という存在を見極めるための“相棒適性テスト”だった。season7最終回「特命」を、右京と神戸、そして特命係の意味から読み解く。